12月11日に発生したN700系K5編成のトラブルの件
12月11日(月)に博多発東京行のぞみ34号に使用していたN700系K5編成13号車台車で発生した重大な損傷トラブルの件
JR西日本リリース文『12月11日に発生した「のぞみ34号」の一部区間の運転取り止めについて』
今のところ同リリース文等の話をまとめると…
1.同列車小倉発車時に7、8号車で乗務員が異臭を確認
2.岡山から添乗した係員が13、14号車間で異音確認
3.新大阪でJR西日本の乗務員からJR東海の乗務員に乗務交代
4.京都で車掌が再度異臭を確認
5.名古屋14番線ホーム停車時に名古屋車両所係員が点検、13号車東京方台車で異常発見
6.運輸安全委員会が重大インシデントに認定、台車の損傷具合が深刻なために同編成を動かせず、名古屋14番線ホームは現在も使用不可
7.14日?から同編成を名古屋車両所へ収容するための準備作業を開始
8.名古屋上りホームが15番線の1面1線状態で上り列車に遅れ発生してる中、14日20:29発こだま684号(リンク先はトレたびの同列車時刻)が名古屋車両所から回送後、ドア扱いしないままホーム上に居た乗務員、200名程の乗客も乗せずに一旦発車、ホーム上の係員が非常停止ボタン操作し1両分程走行後に非常停車、後退して客扱いのトラブル
9.15日未明から同編成東京方14~16号車を名古屋車両所に収容
って流れのようで、翌12日には在来線の東海道本線でも架線事故(pdf)あったり、中央新幹線建設絡みであれこれとJR東海も踏んだり蹴ったりと言うか…
まぁ全体的に見て
●1や2の段階での総合指令所の判断は?
●3の段階で総合指令所のJR東海側はどの程度話を把握してたか?、少なくとも2の段階で話聞いてたかどうか?
●3の段階で乗務員の申し送りはどうなってた?
●新大阪停車中に足回りの点検しなかったのは何故?
●博多総合車両所での検査体制は?
●該当台車製造時に何か問題は無かったのか?
等々の事に今後なってくるのかなとも思いますが…
詳細は運輸安全委員会の報告書か、「新幹線の安全神話」等の頭の悪いマスゴミ語はまず出てこない専門誌の記事を待つのが確実なんだろうなと思いつつ。
ただまぁ8のダイヤ乱れてたとは言え客扱いしないどころか名古屋から乗務の車掌も乗らん内に発車させちゃったのは無いよなぁとw
JR西日本やJR四国を除くJR旅客各社の電車ではやってないものの気動車や私鉄各社でやってるようにドア閉後ベルかブザー2回鳴ってから発車にするしか再発防止策は無いよなぁとしか…
数年前に某社某駅新幹線ホームで、ダイヤ混乱時に回送列車の乗務員手配を忘れてて、発車メロディ鳴り終わっても発車しないので不審に思ったホーム上の係員が確認しに来て無人の運転台二度見して驚くなんてことを直接脇で見てて笑うしか無かったこともあるけれどw
ダイヤ混乱時こそ所定の確認作業は大事だよなぁと(^^;;;;
(20171220 追記)
19日付JR西日本リリース文『新幹線車両の台車に亀裂などが発見された重大インシデントについて』が出てましたが、別紙扱いのPDFファイル『車両状態』のこれ
亀裂がかなり深刻な状態だったようですが…
詳細は運輸安全委員会の調査報告書の公開待つしか無いんでしょうなぁ…
(20171227 追記)
JR西日本から『「のぞみ34号」で異常を感じたにもかかわらず運転を継続させたことについて』が出ましたが、現段階での表現だとあくまでもJR西日本側の問題で、色々悪条件重なった末のようにも見えるけれど…
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